治療例(叢生) その2
歯がでこぼこにならんでいる状態を叢生(そうせい)と言います。
歯の大きさよりも骨の幅が狭いので、抜歯をして場所を作り歯をならべなおします。
30歳成人女性、これも上下顎小臼歯4本抜歯のオーソドックスな治療例です。
患者さんのご希望は歯の凸凹を治したい、ということです。
さて、この方小さなお子様がおられるのにかかわらず、ご遠方より通っていただき、しかも大へんまじめで治療に理解のある患者さんでした。

お口元の写真
横顔は美しいです。
笑っていただくと、八重歯が顔を見せてます!
やや骨格性下顎前突症(受け口)の傾向がうかがわれます。
ほっぺたの前へのふくらみが少なく(正常であれば英文字の"D"のように前へふくらむ)、
ペタンとしています。 これをストレートタイプの側貌といいます。
お口の写真
先に述べたように上下の左側(むかって右側)犬歯2本が八重歯の状態です。
上の両側の側切歯(2本目の前歯のこと)が内側に入り込んでいます。下の前歯と反対になっている部分もあります。
下顎の歯列が、中心より右側(向かって左側)にずれています。

骨の幅(大きさ)に対して、生えている歯の大きさが大きすぎることが原因でデコボコになります。
さて、先ほど、この方骨格性下顎前突症(受け口)の傾向がうかがえると申し上げました。
あれ、前歯は"受け口"じゃないのに? 不思議だな? とお思いでしょう。
上顎の歯列に比較して下あごの歯列が広く並んでいます。
この方の左下の第一大臼歯は外側に拡がっています。(正面、右上写真)
上あごの歯列の横幅が狭いことが原因のひとつです。 骨格性下顎前突症(受け口)の傾向です。
この様なことはまま見受けられることで、治療を難しくするひとつになる場合があります。
上から見た写真をご覧ください。
歯が凸凹しているのがよくわかりますね。
歯の裏側を見ると、茶色く色素が沈着しています。 おそらく、歯ブラシが行き届いていないのでしょう。 これだけ凸凹にならんでいると、歯ブラシをいくら一生懸命努力しても限界があります。
だから、このままの状態を続けると将来、歯ブラシ不足の場所から歯肉炎(はぐきが赤く腫れて出血する)や歯周病(歯肉炎が更に進行し歯の周囲の骨が破壊される)を引き起こす原因となってしまいます。 この病気を予防するためには、矯正治療はとても有効な手段です。
診断
骨格的には下顎前突症の傾向を持つ叢生症例。
治療方針
1 上下第一小臼歯の抜歯をします。
下顎前歯を左側(向って右側)に移動させて、お顔の中心に上下顎前歯を一致させます。
2 内側に入り込んだ歯を前に出します。
3 抜歯空隙の閉鎖。
4 上顎の歯列を広げ、下顎の歯列を狭く。
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治療期間 2年1か月
動的治療は、時間を十分にかけて細かく治療を行った結果のわりには短くできました。

お口元の写真
大きな変化はありません。
元々、整ったお口元なので変化させる理由がありません。

お口の写真
上下前歯の状態はたいへん良くなりましたね。
上下の歯の中心がきっちと一致しています。
皆様いかがですか?
見た目にも、咬合機能からみても完璧です。

仕上がりの程度はとても良いです。 上下の歯がファスナーのようにしっかりと噛みこんでいます。
治療期間が短い割には細かい部分までしっかりと治療できています。
歯列はとてもきれいに並んでいます。
歯の裏側の茶色く沈着した色素も取れてきているように見えます。 きっと、この方の歯ブラシが効果を上げているためと考えられます。
下顎の着色はほとんどなくなりました。 先にこの方はまじめな患者さんだと述べましたが、私の言うアドバイスをよく聞いていただき、歯ブラシの努力をして下さいました。
このようなまじめな患者さんにはこちらも努力を惜しみません。
評価
オーソドックスな矯正治療の結果で、抜群の治療結果です。
好田矯正歯科の治療結果としては標準的です。
治療期間は2年1か月と短いですが、しっかりとした治療が行われました。
矯正歯科での抜歯には歯周病の予防を含めて、得られるメリットが多かったですね。
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患者さんのお言葉 (アンケートでのご回答を紹介しています)
0.好田矯正歯科を選んだ理由は?
知り合いが先生に治してもらってよかったので紹介で来ました。
1.治療結果には?
満足しています。
2.治療期間は?
こんなものです。
3.好田矯正歯科の治療は他の人に薦めることが?
できます。
4.好田矯正歯科の治療技術は他院より優れている?
わからないス。
5.費用は?
妥当です。
6.治療の進め方
ありがとうございました。
7.治療前に不安だったことは?
歯が折れたりしないか不安でしたが、大丈夫でした。
8.何か改善することは?
なし
9.先生とスタッフに何かお言葉をお願いします。
おかげでさまで、前とくらべものにならないくらいに歯ならびがきれいになって、
とてもうれしいです。
ありがとうございました。
院長 好田春樹

1985年歯科医師免許取得
1991年日本矯正歯科学会
認定医 824号
1992年歯学博士
1993年好田矯正歯科設立
2006年日本矯正歯科学会
専門医 124号

(Doctor's asistant)
直接患者さまのお口にタッチすることはほとんどありませんが、院長の治療が安全でスムーズに進むように、器具の滅菌消毒と準備の一切を行います。

(Treatment coordinator)
受け付けを担当します。直接患者さまのお口にタッチしませんが、個々の患者さまのお立場を配慮して計画治療がスムーズに行われるようにコーディネートを行います。
